ベネチアの現状、かなり深刻です。

ガイドのブログ
皆さんこんにちは。今日はコロナに苦しむ街の様子をご覧頂きます。日本でも報道されている通り、ヨーロッパは第2波がかなりの勢いで押し寄せており、ヨーロッパ内では比較的被害の少ないイタリアでも一日の新規感染者数は3万人を超えています。フランス、ドイツに続き、イギリスもロックダウンを余儀なくされていますが、イタリアも然り。おそらく今週中にロックダウンが始まるといわれています。但し、全土ではなく、患者数の著しく多いロンバルディア州とその他、数州が対称になるようです。とはいっても、20時か21時ごろからはイタリア全土が外出禁止となるようで、国内での人の移動にも足止めがかかりました。御客様の大半が観光客であるベネチア市内の商店は早々にシャッターを下ろし、暫くの間お休みするところが多いようです。写真はサンマルコ広場に面する商店街ですが、まだ昼だというのにほとんどのところが閉店しています。
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有名な5星ホテルであるダニエリホテル前の水上タクシー乗り場も利用客がなく、10台近くのボートが物寂しげに運河の水に揺られています。ゴンドラも水上タクシーも今年は週5日労働ではなく週5日のお休みだそうです。もう3月からこの状態ですから労働者の士気もだいぶ下がっています。
われわれガイドはもっと深刻で、3月から一度も仕事をしていないガイドがたくさんいます。みんなそろそろ蓄えも尽き、何か他のバイトでもしなければいけないところですがそれもなかなかありません。政府からの援助が不定期に僅かながらありますが、それだけでは生活できないのが実情です。
そしてホテルもこんな感じ。カーニバルもほぼ不可能と見込んで3月末まで休業を決めたホテルやレストランがたくさんあります。Covid-19はこれまでにない大きな痛手をイタリアの観光業界に与え続けています。なかでもCitta d'arteと呼ばれる歴史と芸術が売り物のローマ、フィレンツェ、ベネチアといった観光都市が一番大きな打撃を受けているといわれています。ベネチアは住民一人あたりに対する観光客の比率が極端に高いところで、経済活動は観光に一極集中しているところですから、観光の息の根が止められている現状ではコロナの被害が最も大きい街となっています。いつまで続くか定かではないこの災禍、果たしてこれからベネチアは、そしてイタリアはどうなっていくのでしょうか。非常に心配です。
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